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史上最大級の
名言・格言集
中島らもの名言・格言
お互いの無知で傷つけあって、それでもお互いを許しあって、
いやし合いながら過酷な時の流れにいっしょにたちむかっていくのが愛というもので、
無傷なツルンとした愛などは「愛」の名に値しないと思います。
(小説家/ 1952~2004)
肝心なのは、想う相手をいつでも腕の中に抱きしめていることだ。
ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくことだ。
二本の腕はそのためにあるのであって、
決して遠くからサヨナラの手をふるためにあるのではない。
(小説家/ 1952~2004)
葬式には行かなかった。
葬式に行かないのは俺の流儀で、あの黒枠に囲まれた写真を見てしまうと、
もうほんとうにお別れだと感じてしまう。
葬式に行かずに、あの黒枠の写真さえ見なければ、
いつかどこかの街でばたっと会うような、そんな気のままでいられるからだった。
(小説家/ 1952~2004)
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